SNS集客で成果が出ない本当の理由
毎日投稿しているのにフォロワーが増えない、せっかくの投稿がまったく拡散しない、そのような悩みを抱えていませんか?
実は、SNS集客がうまくいかない原因の多くは、コンテンツの質や投稿頻度ではなく、人間の心理に対する理解が不足していることにあるのです。
本記事では、心理学の観点から効果が実証されたSNS集客方法を詳しく解説します。
なぜSNS集客に心理学が重要なのか?
SNSは人と人とのつながりを基盤としており、そこでシェアされ、拡散されるコンテンツには必ず心理的なトリガーが働いています。
アメリカのスタンフォード大学の研究では、感情が喚起されるコンテンツはそうでないコンテンツに比べて、シェアされる確率が最大で2倍も高まることが明らかになりました。
つまり、アルゴリズムの対策だけを考えていても限界があり、人間の本能に訴えかけることが最大の集客近道なのです。
活用すべき5つの心理効果と具体策
それでは、具体的にどのような心理効果を活用すればよいのでしょうか。
1. バンドワゴン効果(乗り遅れるなの心理)
バンドワゴン効果とは、「多くの人が支持しているものは正しい・良いものだ」と無意識に判断してしまう心理現象です。
この効果をSNSで活用するには、「限定○○名様」「多くのお客様に選ばれています」といった表現や、いいね!やシェアの数を可視化することが有効です。
2. ソーシャルプルーフ(社会的証明)
ソーシャルプルーフは、自分と似た属性の人の行動が判断材料になるという心理です。
実際の顧客の声や体験談、インフルエンサーではなく一般ユーザーによる紹介動画(UGC)を投稿することで、新規顧客の信頼獲得に繋がります。
3. 返報性(ギブアンドテイク)
人は何かをもらうと、お返しをしたくなる心理が働きます。
SNSでは、フォロワーに対して無料で役立つ情報を惜しみなく提供することや、限定クーポンの配布がこれに該当します。
4. 親近感(自分に似ている)
人は自分と共通点がある人や品牌に好意を抱きやすい性質があります。
社長やスタッフの等身大の日常を撮影した「バックステージ」コンテンツは、品牌とフォロワーの距離を一気に縮める効果があります。
5. 権威性(専門家であること)
その道の専門家の発言は、一般人の発言よりもはるかに説得力を持ちます。
業界の統計データや論文を引用したインフォグラフィックを作成したり、専門家との対談ライブを配信したりすることで、アカウントの権威性を高められます。
今日から実践できる心理学応用テクニック
理論だけでは意味がありませんので、すぐに実践できる具体的な方法をステップバイステップで紹介します。
まずは、自社のSNSアカウントを分析し、これまでの投稿の中で特にエンゲージメント(いいね、コメント、シェア)が高かったものをピックアップしてください。
それらの投稿に、上記で紹介した5つの心理効果のうち、どの要素が含まれていたかを分析します。
分析結果を元に、次回の投稿では意識的にその心理効果を強化したコンテンツを作成してみましょう。
例えば、バンドワゴン効果を強化したいのであれば、「昨日は◯◯人の方にご覧いただきました!」といったキャプションを追加するだけでも効果が期待できます。
まとめ
SNS集客を成功させるためには、単なる情報発信ではなく、人間の深層心理に働きかけることが不可欠です。
バンドワゴン効果やソーシャルプルーフといった心理効果は、数多くの研究でその有効性が証明されている強力なツールです。
今回紹介した5つの心理効果と具体策を参考に、だれにも真似できない心理戦略を取り入れて、ライバルとは一線を画するSNS集客を実現してください。